競技会基本ルールと規約 (赤文字は2008年度改定事項)

 

選手は1枚のフリスビーディスクで全て競技(ビギナー大会、トライアルボールドッグゲームを除く)を行なう。
アトラクション競技のスリーマンオープン大会は、フリスビーディスクを使用とする。
小型犬や子犬に関しては、競技の際、JFA公認フリスビー又はドッグディスクMサイズのどちらかを選ぶ事ができる。
フリーフライトは、フリスビーディスク又はドッグディスクMサイズを競技公認ディスクとする。
競技中ハードマウス等の理由で競技において予備フリスビーの必要な方、破損などで次のラウンドの為に競技用フリスビーが必要な方は有償にて購入する。なお、競技に使用する交換ディスクはスローイングエリア内の指定場所へ入れ、破損したディスクと入れ替えに交換することができる。
競技使用の“フリスビーの表面”へ、マジックインク等でのマーキング(サイン)等は禁止する。
入退場の際、特別な指示がない限り、コートへの入場は本部設置側入口から入り、競技終了後の退場は反対側(ラインズマンがいる方向)から出て、入退場は一方通行とする。
入退場の際、選手又は犬が故意にフェンス又はフラッグをまたいではならない。
コートにおける指定競技練習時間では、使用する練習ディスクは7枚までとする。
選手と犬は、スタートの際はスタートラインの後方(スタートラインを踏まない位置でのスローイングエリア内)で、且つスローイングライン9mコーン間のスローイングエリア内に入らなければならない。選手は、全てこのエリアからスローイングを行わなければならない。(ビギナー大会はコート幅20m全てをスローイングエリアとする。)
競技の開始は、MCの合図で行われる。MCが準備完了と判断した後は、選手の間合いでの開始とはならない。プレイヤーは、入退場・スタート準備は迅速に行うものとする。
スタートの際、レディーゴーの合図より先に犬が出てしまうフライング(ドッグファール)を行った場合は、9mコーン間スローイングエリア内に戻しスローイングを行わなければならない。(ビギナー大会はコート幅20m全てをスローイングエリアとする。)
全ての競技に於いてポイント獲得とは、原則的に犬がフリスビー(以下、ディスク・ボールを含む)を咥えスタートライン9mエリア内に犬の4本足が入った段階でポイント獲得とする。
但し、シニアドッグ大会においては、7.5mラインでポイント確定とする。ビギナー大会においては、コート幅20m全てをスローイングエリアとする。
キャッチ後、スタートライン9mコーン内に犬が咥えたフリスビーと犬の4本足がスローイングエリアに全て入った段階で得点は有効となるが、ノーキャッチの場合でも、犬はスタートライン9mコーン内からスローイングエリアに戻らなければ、次投のスローイングは無効となる。キャッチ後並びにノーキャッチの場合でも9mコーン間外よりスローイングエリアへ戻った場合は、どの位置からでもかまわないので一度インフィールド(0ポイントゾーンないしビギナーコートであれば1-2ポイントゾーン)へ犬を誘導(この場合も犬の4本足全てがインフィールドへ入るように誘導する。)し、再び9mコーン間よりスローイングエリアへ戻し直してから次投を行う。この時にポイント確定前のフリスビーに故意に触れた場合はファールとなり得点とはならない。  但し、例外として場外に出たフリスビーを犬が持ち帰るなど、入退場口を通る、もしくはスローイングエリア後方(エンド)よりスローイングエリアに戻った場合のみ、9mコーン間への戻し直しの必要なく、コーン外回りままで次投有効とする。 (ビギナー大会はコート幅20m全てをスローイングエリアとする。)
キャッチ後、犬がフリスビーを咥えスタートライン9mコーン内に戻っていないフリスビーにプレイヤーが故意に触れる(手・足など問わず)事は、ファールとみなされ得点とはならない。犬の誘導時に、犬の体・首輪(カラー)に触れることは可能とする。(ショートリード・ロングリード使用の場合は、リード使用時の規定に準ずる。)但し、ノーキャッチの場合及び場外へ出たフリスビー・リードは触っても良い。(ビギナー大会はコート幅20m全てをスローイングエリアとする。)
公式種目は、リードをつけたまま競技を行う事は出来ない。各大会においてリードを使用する場合は、脱走や取り押さえがきかない場合のみの使用とし、スタートライン上9mコーン間のスローイングエリア内に犬の4本足が全て入る前に触れた場合は、獲得ポイントは無効となる。
タイムアウト後(最終キャッチ後)、犬は速やかにスタートラインまで戻らなければならないが、この際ポイント獲得エリア内に入るまでに、あたかもスタートライン方向以外への進行行為があった場合、最終キャッチは無効となる。(場外へ出た場合は、その時点で無効となる)
競技中にフリスビーを追う目的以外にジャッジの10カウント以上フィールド外に出た場合(場外脱走)失格となるが、それまで獲得したポイントは有効となる。同ラウンドで2回目の場外脱走があった場合は、その段階で競技終了となる。(失格)脱走の直前にキャッチした得点は、犬がフリスビー咥えたまま、スタートライン上9mコーン間のスローイングエリア内に犬の4本足が全て入った後の脱走であれば有効。(ビギナー大会はコート幅20m全てをスローイングエリアとする。)
競技中に糞尿行為のあった場合は、その段階で失格となるが、それまでに獲得したポイントは有効となる。但し、糞尿行為直前にキャッチした得点は、犬がフリスビーをスタートライン上9mコーン間のスローイングエリア内に犬の4本足が全て入った段階であれば有効となる。(ビギナー大会はコート幅20m全てをスローイングエリアとする。)
タイム終了合図の前に手から離れたフリスビーは有効である。タイム終了とは、タイマーブザー音の鳴り始めであり、鳴り始めの判断はジャッジが判断する。
決勝ラウンドにおいて、優勝から3位の中で同ポイントのチームがあった場合は、公式ディスタンス選手権においては、順位決定戦を1度のみ行う。公式ディスタンス選手権4位5位並びに他の大会の同点での順位決定は、決勝ラウンドの得点の高い方を上位とする。また、決勝ラウンドの得点が同点の場合は、決勝ラウンドの得点内容(高ポイントエリアの多いチーム)で順位決定をする。それでも順位が決定しない場合は、第2ラウンドの得点・得点内容、第1ラウンドの得点・得点内容の順で判断をする。
公式種目でコート内に入れるのは、選手と競技犬のみとする。各大会においては、選手・競技犬の他に1名までスローイングエリア内に入る事は出来るが、競技中にフリスビー(ディスク・ボールを含む。)や犬に触れる事、スローイングエリア外のインフィールドに入ることは出来ない。但し、競技前・競技後で犬を静止・係留する目的で触れる事は認める。

 

競技会参加資格 (赤文字は2008年度改定事項)

 

大会申込書記載の誓約書に同意した選手(チーム)のみ参加資格が認められる。
大会申込書記載の誓約書に対しての異議申し立ては一切認められない事とする。
競技とは、大きく分け選手権と各種大会(部門)に分けられる。
  公式シリーズ選手権はJFA会員以外の参加は認められない。但し、JFAが認めた招待選手はその限りではない。
  公式シリーズ選手権はJFA登録犬以外での参加は認められない。
  公式種目(公式フリーフライト選手権も含む)において、公式シリーズ選手権以外はJFA会員以外の参加を可能とする。但し、公式ポイント(ジャパンファイナルノミネート対象ポイント)はJFA会員のみに与える。(JFA会員以外は、公式ポイントランキング集計対象にならない。)
  公式選手権はオーナー(家族会員含む)以外との参加は認められない。
  各種大会はJFA会員以外の参加も認められる。又、JFA会員に於いては登録犬以外の犬でも認められるが、ジャパンファイナル対象種目は、登録犬のみとします。
  ジャパンファイナル対象種目とは、公式シリーズ選手権・公式オープン選手権・公式トーナメント選手権・公式レディース選手権・公式レディーストーナメント選手権・公式小型選手権・公式フリーフライト選手権・ユースオープン大会・シニアドッグ大会・ペア大会・こども大会とする。
  ジャパンファイナルに於いては会員以外の参加は認められない。
全ての競技に於いて「狂犬病・各種予防ワクチン接種済み」以外の犬の参加は認められない。
あきらかに動物虐待と見られる行為を行っているオーナーの参加は認められない。又、一般良識人として、愛犬家のモラルとマナーを守れない選手の参加は認められない。
参加受付確認時間内に本人の確認が取れない場合は棄権とみなします。
ジャパンファイナルなど特例を除き、発情犬の参加は認められない。また、発情犬を競技会会場にお連れの場合は、車中にて管理もしくは、車中管理が出来ない場合(困難な場合)はご自宅などで休ませてあげましょう。発情期間(終了の目安)は、出血を認めてから3週間以上経過とする。
運営・競技・見学者に対し著しく迷惑をかける人や犬の参加は認めない。
競技会場に於ける全ての迷惑勧誘行為やスポーツに適しない過度な飲酒行為に対し主催者判断にて見学者も含み退場処分を行う。

採点方法と採点基準

 

ライン上のキャッチはすべてスタートラインに近いエリア得点となる。
ライン上、ライン際でのキャッチや、着地と同時にキャッチ等、疑わしいキャッチ状態では、全て少ない得点となる。
あきらかにジャンプをしていて空中にてキャッチを行ったと認められた場合のみジャンピングキャッチとみなす。(高さだけが判断基準ではなく、幅なども含む)
小型犬(コーギーなど)や大型犬(シェパードなど)のジャンプに対して、犬の体形などから危険防止の為、判断基準が異なる場合もある。
犬がスタートライン方向に完全に対面し戻りながらジャンプを行ってキャッチをした場合は、戻りジャンプとし採点はランニングキャッチ扱いとなる。
ディスタンス競技におけるキャッチとは、ある程度のフリスビーディスク保持の時間を持ってキャッチとみなす。
キャッチ後、地面につけて咥え直し等、ある程度の保持なく地面に付いた際、口からフリスビーが離れた場合はキャッチとみなされない。

 

天候悪条件における特別処置について

 

公式シリーズ選手権において第1ラウンド終了時点で、規定の獲得得点シリーズ9ポイントをクリアできるチームが、決勝ラウンド進出チーム数(7チーム)に満たなかった場合。
規定の得点をクリアしたチーム
決勝進出確定となり、2ラウンド目を行い、その合計ポイントで決勝ラウンドへ進出。
 
規定の得点をクリアできなかったチーム
全チームにて第2ラウンドを行い、決勝進出残りの枠とファイナルポイント獲得得点枠を争う。但し、第2ラウンド終了後にファイナルポイント獲得枠を逃したチームは、規定の第2ラウンド進出ファイナルポイント0.5ポイントは取得できない。また、決勝進出残り枠を獲得したチームは、1,2ラウンド獲得合計得点を持って決勝ラウンドへ進出。
 
決勝ラウンド
決勝ラウンドは、規定チーム数にて通常の決勝を行う。上位進出チームは、第1ラウンドでの規定得点クリアチーム。次にクリアできなかったチームの中の第1、第2ラウンド合計ポイント上位チームとなる。決勝ラウンドの結果、順位決定は、決勝進出チーム全てのチームに優勝獲得の権利が与えられる。
公式シリーズ選手権において第2ラウンド進出チーム数が決勝ラウンド出場チーム数(7チーム)を満たす場合。
 
規定の得点をクリアしたチーム
2ラウンドにて決勝進出、並びに上位ポイント獲得を争う。
 
規定の得点をクリアできなかったチーム
全チームにて第2ラウンドを行い、ファイナルポイント獲得枠を争う。
但し、第2ラウンド終了後にファイナルポイント獲得枠を逃したチームは、規定の第2ラウンド進出ファイナルポイント0.5ポイントは取得できない。
また、第2ラウンド終了時点での獲得得点合計が、第1ラウンドにて規定の得点をクリアし、第2ラウンドへ進出したチームよりも上位となった場合でも、決勝進出の権利は発生しない。
公式オープン選手権、公式クイーンズ選手権、公式レディース選手権、公式小型選手権においては、2ラウンド終了時点で合計ポイントが0ポイントチーム以外で決勝進出枠を決定する。(決勝進出チーム数に満たない場合もある)
0
ポイントチームは、0.5ポイントのみの獲得となる。

 



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